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田舎の長男が消防団の勧誘を断った話

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悩める田舎の長男

地元の消防団に誘われたけど、断りたい、、、。

悩める田舎の長男

断っても大丈夫なのかな、、、。

こんな悩みはありませんか。

この記事では、私が実際に消防団を断った方法や、断ったその後について体験談をまとめています。

勧誘がしつこい場合の対処方法や、私が消防団に入るのが嫌だった理由についてもまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

消防団を断った方法

私が消防団を断った方法は以下の通りです。

順番に解説します。

はっきりと断りますと伝える(一番大切)

はっきりと断らせてくださいと伝えたのが一番良かったかなと思います。

「ちょっと考えてみます」と言ってしますと、そりゃあ勧誘する側は少し期待してしまうし、いつまでの候補者として挙がってしまうと思うので、それを避けるためです。

話の冒頭から、「今日は正式にお断りをさせていただきいんです」と伝えました。

勧誘してくださった人と直接話した(角が立たないように)

私は父がまだまだ現役で町内会のことなどやってくれていますので、最初は父を通して打診がありました。

ですが、父を通して断るのではなく、自分で直接勧誘してくださった人に断りますと伝えました。

やはり本人からはっきりと意思表示をする方が良かったと思います。

ただ断りますとだけ伝えると、角が立って、この一件が原因で住みにくくなるのは嫌だなと思ったので、「活動には感謝してるし皆さんを尊敬しているのですが」とあくまで謙虚に伝えました。

断る理由は仕事が多忙のため

断る理由として伝えたのは、「少し離れたところへの転勤もあるし、平日遅くまで働かないといけないので、体力的にしんどい」というものでした。

本当はそもそも消防団の活動に賛同していない(後述)と言うのが一番正直な気持ちなんですが、それをおそらくは自分も少し嫌な思いをしながら消防団に入られた勧誘担当の方に言うのは酷だと思ったので、流石にやめておきました。

振り返ってみると、仕事を理由にしたのは少し失敗だったかなと思います。

なぜかというと、消防団として活動している方も当然平日仕事をしていて、その上に週末の活動をしていらっしゃるから、仕事は理由にならないと思う人もいると思うからです。

これ、本当にすごいと思うんですけど、クレイジーだと思いませんか?私には無理だと思いました笑

消防団からの勧誘がしつこい場合の対処方法

なんらかの理由ではっきりと断ったとしても、しつこく勧誘を受けることも考えられます。

そんな時の対処法を2点挙げます。

消防団員は近所に住んでいる場合が多いと思うので、難しいとは思いますが、相手の人格を否定したりすることはないように注意は必要と思います。

順番に解説します。

市町村の消防団担当部署や消防署の消防団係へ苦情

断っても勧誘がしつこい場合は、市町村の消防団担当部署や消防署の消防団係へ「○○分団の人がしつこく勧誘してきて困っている」と苦情を入れましょう。

さすがに行政や消防署から注意してもらえれば、勧誘は止まるはずです。

「活動に賛同できない」と伝える

断る理由が例えば「仕事が忙しい」だと、現役の消防団員の方も平日仕事、週末消防団、のような生活をしているので、納得してもらいにくく、しつこく勧誘を受ける一因となるかもしれません。

そんな時は、最後の手段的な感じですが、「消防団の活動に賛同できません」とはっきり伝えましょう。

消防団に入るのが嫌だった理由【結論:活動に賛同できない】

私が消防団に入るのが嫌だった理由はいくつかあるのですが、一言で言えば「活動に賛同できない」となります。(さすがに断るときに角が立ちすぎるので、それは伝えませんでしたけどね笑)

もちろん今消防団として頑張ってくださっている方へのリスペクトはあります。

あくまで一個人の考えとしてご容赦ください。

順番に解説します。

酒を飲んで騒いでいるという子供の時からのイメージ

なんと我が地域の消防団の本部は我が家の目の前にあるんです。

だから、良くも悪くも消防団は身近な存在ではありました。

だけど私の印象に残ったのは、悪いイメージの方でした。

お酒を飲んで大騒ぎしていて、家の中にいてもその声がうるさく感じるほどでした。

コンパニオン的な方が出入りしてましたし、子供ながらになんか嫌だなと思っていました。

今はそんなにお酒を飲む感じではないとおっしゃっていて、実際にそうなんだろうなと思いますが、やはり子供の頃からの悪いイメージが抜けることはありませんでした。

プロに任せるべき仕事だと考えている

そもそも、いくら訓練するとは言え、素人が消防活動に従事するって言うのは前時代的すぎませんか。

仕事中であろうと連絡を受けたら参集して消防活動に従事するとのことですが、仕事場から地域の消防団の本部へ来て、そこから現場に行くのでは、普通に考えたら消防署からの出動の方が早いのではないですか。

このように合理性に乏しいと思いますので、消防活動はプロに任せるべきだと思っています。

週末は家族との時間を大切にしたい

私はまだ子供が小さいのですが、正直に言えば消防団の活動よりも家族と過ごす時間の方がずっと大事です。

ほとんどの人が実は同じように考えていると思いますが、地域での立ち位置や付き合いなどを考えて、仕方なく消防団に入っている方も大勢いるのだと思います。

皆が無理をしているような体制はもう長くは続かないと思います。

消防団を断ったその後【結論:まったく問題なし】

私はキッパリと消防団への勧誘を断りましたが、その後何か嫌な思いをしたことは全然ありませんでした。

そればかりか、私が断らなかったとしても、ちょうど地域の消防団の活動が縮小することになりました。

具体的には、団員数の削減や、火災現場への出動は取りやめになり、防火パトロールや災害時の活動等に縮小されました。

訓練の成果を競う大会への参加も無くなったと聞いています。

断ると決めた時から、消防団を断ったくらいで嫌な思いをする地域には未来はない、無視だ、と思っていましたので、そのようなギスギスした感じにならなくて良かったです。

まあ、いま消防団として活動されている方もある意味その先代からの流れがあったり、被害者的な側面が強いのかなと思います。

消防団の制度についての意見

地域の消防団という制度そのものについて、限界がきているのだと思います。

私が考える提言は以下の通りです。

順番に解説します。

昔からの体制に限界がきていると認識する

消防庁HPに「消防団の歴史」というページがあります。

嘘みたいな本当の話なんですが、この歴史の最新が「昭和時代(戦後)」となっており、直後に「〜発足して以来、様々な変遷を経て今日に至っています」と締められています。

「昭和時代(戦後)」から「様々な変遷を経て今日に至っています」といきなり締め括られていることから、少なくとも戦後から大きな体制の見直しがされていないということを物語っているのではないでしょうか。

どうやら戦後に義務設置となった消防団という組織が、大きな見直しがされず令和の今日にまで至っているようです。

戦後から人口が増え続けていた時代であれば十分体制の維持ができていたとは思います。

ですが現状は、日本全体で見ても人口が減少に転じ、特に田舎においては流出が止まらず、嫌々消防団の勧誘を受けている、、、

価値観の変化が昔と比べ物にならない現代においては、戦後の体制を続けることはどう考えても不可能と言わざるを得ないのではないでしょうか。

自治体・行政がその活動を担う

町内会等の自治に任せるのではなく、そもそも自治体・行政で十分な人員を確保して消防団が行なっていた活動を担えば良いと思います。

お金・人手が足りないと反論されるでしょうが、どう考えても足りないお金・人手のカバーを町内会等に任せている方が無理がありませんか。

自治体・行政で「できる範囲のサービス」を行えばそれで十分ではないではないでしょうか。

反面、住民も「できる範囲のサービス」を許容することは必要だと思います。

災害時の要員は消防団とは別に確保する

消防団は災害時にとても重要な役割を担うから必要なんだよ、なんて話はよく聞きます。

災害時の対応は重要であることは間違いないのですが、それを消防団が担う必要はないのではないかと思います。

災害時は否応にも全員で協力し合うことが必要ですから、消防団が担うのではなく、全員が当たり前に協力し合う体制が必要ではないでしょうか。

どうしても予め人員を確保する必要があるのであれば、消防団とは別で確保すれば良いと思います。

まとめ:消防団を断った方法とその後について体験談をまとめました

この記事では、消防団を断った方法とその後について体験談をまとめました。

ポイントは以下の通りです。

この記事があなたの「消防団に勧誘されたけど断りたい」という悩みの解決の一助になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。