こんにちは。ドいなか長男です。島根県在住で既婚、子が1人です。
サイドFIREを目指す過程を発信しています。
島根県で子1人を大学まで育てる場合、結局いくら必要なのか見積もった結果、約900万円となりましたので詳しく解説していきます。
また、その教育費の準備方法として投資をメインに据えている背景も説明します。
教育費を扱う記事でありがちな、不安を煽って金融商品へ誘導、、、なんてことは決してありませんので、どうか安心して最後まで読み進めていただけると嬉しく思います。
【島根県一人っ子で国公立のみ】結局のところ教育費はいくら必要か【結論:約900万円】
島根の一人っ子で国公立のみの想定で必要な教育費を見積もります。
結論から言うと、大学卒業までに約900万円を自力で用意する必要があると見積もりました。
※ただし大学の一人暮らし費用含む、高校生までの生活費は含まない
一般的なデータと比べると安く出ていると思いますが、実際島根ではこんなもんだと思います。
以下で詳しく解説します。
見積もり甘いよ!というあなたからのツッコミ、ぜひお待ちしております笑
島根県で子一人を大学まで行かせると教育費は約900万円が必要
私の見積もり結果は以下表の通りです。
合計 | 年額 | 月額 | 備考・コメント | |
保育園(0-3歳) | 1,440,000 | 480,000 | 40,000 | 共働きだと保育料高い・・・ |
幼稚園(4-6歳) | 360,000 | 120,000 | 10,000 | |
小学校(7-12歳) | 400,000 | 66,666 | 5,500 | |
中学校(13-15歳) | 600,000 | 200,000 | 16,666 | |
高校(16-18歳) | 950,000 | 316,666 | 26,388 | |
大学(19-22歳) | 7,300,000 | 1,825,000 | 152,083 | 一人暮らしの生活費含む |
大学卒業まで合計 | 11,050,000 |
児童手当受取総額が約200万円ですから、自力で必要なお金は約900万円という見積もり結果になりました。
教育費に関する一般的なデータを見てみる【結論:やはり高い】
一般的なデータを鵜呑みにするのであれば、結論、全て国公立でも大学卒業までに約1,276万円かかると言う結果になりました。
以下で詳しく解説しますので、興味のある方はご覧ください。
読み飛ばす方は次の見出し(どうやって教育費を準備するか【結論:投資がメイン】)をご覧ください。
試しに「教育費 大学まで」で検索すると、たくさんの記事がヒットしますね。
※後述しますが、これらの記事からあくまで教育費の数字だけ拝借して、その先の銀行の売り文句を鵜呑みにしてはいけません。
高校までの教育費は以下表の通りです。(文部科学省の公表資料をもとに試算しているとのことですので、ある程度の信頼性はあるでしょう。)
公立 | 私立 | |
幼稚園 | 67万941円 | 158万3,748円 |
小学校 | 192万7,686円 | 959万2,146円 |
中学校 | 146万5,191円 | 421万9,299円 |
高等学校(全日制) | 137万2,140円 | 290万9,733円 |
高校卒業までに平均約550万円かかるというデータです。
率直な感想は「ちょっと高すぎないか?」です笑
データには塾や習い事のお金が含まれているとのことですので、ちょっと数字が高く出過ぎている印象です。
田舎と都会で結構な差も出てきそうです。
私が住む島根県では習い事をさせるにしても色々と安く済むと考えています。
次に大学の教育費は以下表の通りです。
国立 | 公立 | 私立 | |
4年間でかかる学費 | 242万5,200円 | 254万7,327円 | 386万6,569円 |
まあこんなもんかなあって感じです。
そして大学にかかるお金で忘れてはならないのが生活費ですよね。
首都圏 | 首都圏以外 | 全国 | |
住居費 | 66,170 | 約49,000 | 53,920 |
食費 | 27,430 | 約23,000 | 24,680 |
交通費 | 6,120 | 約3,000 | 3,850 |
教養娯楽費 | 13,460 | 約11,000 | 11,760 |
書籍費 | 2,190 | 約1,000 | 1,700 |
勉学費 | 1,910 | 約2,000 | 1,900 |
日常費 | 8,080 | 約7,000 | 7,520 |
電話代 | 3,800 | 約3,000 | 3,110 |
その他 | 2,520 | 約2,000 | 2,310 |
貯金・繰越 | 11,380 | 約14,000 | 14,300 |
支出合計 | 143,060 | 約115,000 | 125,050 |
首都圏以外でも月約12万円ですか。
いやーやはり大学はお金がかかりますね。
個人的には食費2万円台って安すぎない?と思いますが笑
ここまでの数字を足してみると、全て国公立でも大学卒業までに約1,276万円かかると言う結果となりました。
どうやって高校・大学の教育費を準備するか【結論:投資がメイン】
結論から言うと、我が家の高校・大学の教育費はインデックス投資メインで準備しようと考えています。
理由は、投資期間が十分に確保できるのと、貯蓄だけでは教育費のインフレに負けてしまう可能性が高いと考えているためです。
中学校卒業までは月々の家計支出に組み込むので、特に準備は必要ないとしています。
よって、高校の学費と大学の学費・生活費を投資で準備します。
息子が高校・大学になるのは15年以上先なので、投資期間としては十分ですよね。
高校の学費と大学の学費・生活費の合計は約825万円です。
ここから児童手当約200万円を引くと、約625万円となります。
我が家は教育費を夫婦で折半することにしていますので、一人当たり312.5万円準備することになります。
私はジュニアNISAを3年分、240万円運用していますので、期待利回りが年利5%あれば、これだけで十分準備ができていると考えています。
妻が分担する教育費も新NISAを利用して準備する予定です。
児童手当をどう活用するか
児童手当は、中学校卒業までに総額約200万円を受け取ることができます。
具体的には以下の表の通りです。
児童の年齢 | 児童手当の額(一人あたり月額) |
---|---|
3歳未満 | 一律15,000円 |
3歳以上 小学校修了前 | 10,000円 (第3子以降は15,000円) |
中学生 | 一律10,000円 |
高校生まで受給期間が延長することが政府で検討されているという話もありますから、教育費準備には追い風ですね。
我が家では、児童手当を月々の教育費に充当することはしません。
小学校入学前までに受給する児童手当は、全てインデックス投資に回します。(投資期間が十分確保できるため)
小学校入学後から受給する児童手当は、個人向け国債変動10年に投資します。(投資期間が比較的短くなるため無リスク資産としたい)
学資保険は絶対に必要ない
我が家も当初は学資保険に加入していましたが、子どもが2歳の時に解約しました。
学資保険とは、子どもの教育資金を準備するための貯蓄型保険です。
学費を目的に加入することが多く、保険料を支払う親が死亡した場合、それ以降の保険料は免除されるのが一般的です。
保険は本来、起こる確率は低いものの、遭遇すると生活が破綻するような事故等に備えて加入するものです。
ところが、学資保険は子どもがいれば必要になる確率が高い「学資」に備えるものであり、本来の保険の機能に当てはまりません。
学資保険のような貯蓄型保険は、手数料がぼったくりの投資信託に投資していると思った方が良いです。
払っている保険料をインデックス投資に回す方が期待利回りは良くなる可能性が非常に高いです。
解約を検討するにあたっては、以下の記事が大変参考になりました。
リベラルアーツ大学↓
https://liberaluni.com/educational-insurance
ちなみに「教育費 大学まで」で検索すると、ヒットする上位がほぼ銀行の記事です。
「こんなにお金がかかるんですよ。でも可愛いお子さんのためにしっかり備えておきたいですよね。学資保険はおすすめですよ。」
なんて狙いが見えます。
学資保険に入っていてはサイドFIREへの道が遠ざかります。
今加入している方は多少損が出ても今すぐ解約して、リスク許容度の範囲内で資産運用に回すことをご検討ください。
【サイドFIRE達成条件】高校と大学の教育費を準備する
私のサイドFIRE達成条件の一つに、高校と大学の教育費の確保をあげています。
教育費は夫婦で折半する約束にしています。
私が見積もった高校・大学に必要な費用は総額約625万円なので、夫婦一人当たり312.5万円準備すれば良いことになります。
私はジュニアNISA3年分240万円を投資していますので、年利5%で運用ができれば十分高校入学時には目標額を達成できていると考えています。
つまり、教育費の面ではすでにサイドFIRE達成条件を満たしていると考えています。
まとめ:目標を定め、投資メインで高校と大学の費用を準備する
今回の記事では、島根県で子一人が大学卒業までにかかる教育費を約900万円と見積もりました。
そのうち高校と大学にかかる費用は約625万円と見積もりました。
我が家ではこの約625万円を夫婦で折半して用意するつもりです。(中学までは月々の家計に教育費を組み込むので別で準備はしません)
用意する方法としては、投資をメインにすることを解説しました。
児童手当は教育費準備の強力な味方であり、我が家では小学校入学までに受給する分は全てインデックス投資に回し、小学校入学後に受給する分は個人向け国債変動10年に投資する計画です。
また、学資保険は手数料がぼったくりの投資信託に投資しているようなものなので、おすすめしないことも解説しました。
この記事を読んでくださった方にとって、少しでも参考になる情報があれば嬉しく思います。
見積もりが甘い点があればぜひ教えてくださいね。(計画練り直します笑)
最後まで読んでいただきありがとうございました。